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真宙 - mahiro -

父と母を想う

ピンク色に染まった母の日


どのように祝い、感謝を伝えるのか


楽しそうに話す老若男女


華やかな一日でした。


まもなく訪れる父の日


どのように過ごすのでしょうか。




思い出すことがあります。


仕事で出会った彼女は


私の名前にねえさんをつけて呼び


遠くから手を振って声をかける


笑顔がすてきな元気な人です。



そんな彼女は、若いときからずっと


結婚し子育てをしながらもずっと


確執のあった父親の入院生活を


支え続けていました。


そして突然倒れた母をも自宅で支え


娘の顔がわからなくなってもなお


寄り添い続けました。長い時間。



出会ってからしばらくは


彼女の明るい笑顔のうらに


大変な日々があることを


知りませんでした。



両親が後を追うように


亡くなったことを聞き


お悔やみとねぎらいの


手紙を書かずにはいられず


伝えた返信に


いつもねえさんの言葉に


励まされ、乗り越えてきたと。


思わぬ感謝の言葉に、驚きとともに


本当に何か出来たのだろうか


と思い返しました。



冷たいと思わないでほしい。


涙より悲しみより、ほっとし安堵し


そして何より解放された気持ちだと。


想像もし得ない彼女の長い日々を思い


あの時のあの笑顔を思い


涙がこぼれました。


自分の時間を自分の人生を


過ごしてほしい。楽しんでほしい。




父の日母の日を過ごすとき


父と母を考えるとき


それぞれの思いと


それぞれの感情があり


親への思いはとても深い


本当に深いと感じます。



彼女はいま


「永遠に完成しない、夢と魔法の王国」で


とびきりの笑顔で手を振り


訪れた人に楽しい時間を


そして自分の時間を楽しんでいます。


きっと


忘れることのない父と母を


深く想いながら…。




mahiro


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